機器の種類と選び方
機器選びで見るのは性能ではなく、「親の家に設置できるか」と「続けられる費用か」です。
種類と分かること
人感センサー。その部屋に人がいたかどうか。トイレや廊下に置くと、生活リズムの変化が分かります。
開閉センサー。ドアや冷蔵庫の開閉。冷蔵庫が開いていない=食べていない可能性という使い方ができます。
カメラ。状況が直接分かる唯一の手段。ただし本人の抵抗が最も強い。
電力・水道の使用量。機器を家の中に置かずに済む方式。プライバシーへの抵抗が最も小さいのが利点です。
緊急ボタン。本人が押せる状態でないと機能しません。これ単独に頼るのは危険です。
センサーとカメラの構成を確認する
どの機器がセットに含まれるかは公式サイトで確認できます。
- 相談は無料です。いま頼むかどうかは、金額を聞いてから決められます
- 設置や利用の条件は各社にご確認ください
- 介護保険の適用範囲は自治体・要介護度により異なります
設置前に確認すること
①インターネット回線があるか。これが最大の関門です。親の家に回線がない場合、まずそこから必要になります。モバイル回線で完結するタイプもあります。
②コンセントの位置。置きたい場所に電源があるか。電池式なら交換を誰がするか。
③設置は誰がやるか。帰省のタイミングでまとめてやるのが現実的です。設置サービスがあるかも確認してください。
④スマホ側。通知を受け取る家族が複数いるなら、全員が見られるか。
いくらかかるか
比較サイトは「月額◯◯円から」で並べますが、それでは足りません。見守りは何年続くか分からない支出で、しかも親の家に回線がないと機器より回線のほうが高くつきます。この2つを入れて積みます。公表価格が確認できる1例(MANOMA・2026年9月18日確認)で計算します。
基本+カメラ1台+開閉センサー2個の構成(当サイト計算)
| 月額 | 1年目 | 3年 | 5年 | |
|---|---|---|---|---|
| 基本料金(アプリ・駆けつけ込み) | 2,178円 | — | — | — |
| カメラ 1台 | 440円 | — | — | — |
| 開閉センサー 2個 | 660円 | — | — | — |
| 月額の合計 | 3,278円 | 39,336円 | 118,008円 | 196,680円 |
| 事務手数料(初回のみ) | — | 2,750円 | 2,750円 | 2,750円 |
| 総額 | — | 42,086円 | 120,758円 | 199,430円 |
出典:MANOMA公式サイトの公表価格(2026年9月18日確認)。機器レンタル料はカメラ440円/開閉センサー330円(各1台・月)。初期契約時は違約金・最低利用期間なし。利用開始後に機器を追加した場合は2年が最低利用期間で、解約時に1台2,200円。未返却違約金は機器により5,500〜32,780円。事業者ごとに価格も条件も異なります。桁を掴むための1例です。
1年目の総額は 42,086円+75,900円=117,986円。機器だけなら42,086円なので、回線がないだけで2.8倍になります。回線の有無を確かめずに機器を選ぶと、この差に気づくのは届いてからになります。→ 回線の総額を2年で比べる
そのうえで、始め方は「少なく始めて、足す」です。上の表はカメラ1台+センサー2個の構成ですが、開閉センサー1個だけなら月2,508円、5年で153,230円。約46,000円下がります。ただしあとから足した機器は2年縛りになるので、最初にどこまで入れるかは1回考えてから決めてください。
通知の設計
機器を入れた後に起きるのが「通知が多すぎて見なくなる」問題です。
①通知の条件を絞る。「動きがあった」ではなく「一定時間、動きがなかった」で出すほうが実用的です。
②時間帯を設定する。深夜の動きだけ、朝起きてこない場合だけ、など。
③受け取る人を分ける。全員に全部飛ばすと、誰も見なくなります。
④通知が来たときの手順を決めておく。まず電話、出なければ近所の人、それでもだめなら誰が行くか。ここまで決めて初めて見守りが成立します。
通知の仕組みと月額を確認する
通知の設定範囲と料金は公式サイトで確認できます。
- 相談は無料です。いま頼むかどうかは、金額を聞いてから決められます
- 設置や利用の条件は各社にご確認ください
- 介護保険の適用範囲は自治体・要介護度により異なります
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一次情報の確認先
このページに書いたことは、以下の公的機関の公表情報で確かめています。制度は変わることがあるので、確かめた日を各所に書き、確認先も置いています。