本ページはアフィリエイト広告を利用しています。制度の記載は厚生労働省と市区町村の公表資料で確かめ、確かめた日を各所に書いています。

要介護2で「うちは対象外」と言われたら、区が違えば出ます

東京7区を1件ずつ確認しました。まず自分の区の行を見てください。

高齢者の紙おむつ支給・助成(2026年10月2日確認)

区対象の要介護度上限自己負担
新宿区要介護1以上月額10,000円約1割。非課税・生活保護等は自己負担なし
練馬区要介護1以上(40〜64歳含む)配達6,000円まで/入院時月5,400円6,000円まで1割。超過は注文額−5,400円
江戸川区要介護4・5/要支援1・2・要介護1〜3は医師の意見書年900点(9,000円分相当)1割
大田区要介護3〜5/要介護1・2は医師が認めた場合毎月500点/入院時月5,000円点数超過分
世田谷区要介護3〜5月40点/入院中月5,000円月500円+超過1点100円
板橋区本ページでは未公表月70点70点超は袋点数×100円
杉並区高齢者向けではなく障害のある方向け月額9,000円以内記載なし

出典:各区の公表内容(2026年10月2日確認)。施設入所者はいずれも対象外または別扱い。年度ごとに変わります。

★入口が3段階に割れています。新宿・練馬は要介護1から、世田谷・大田は要介護3から、江戸川は要支援でも医師の意見書があれば。同じ状態の親でも、住んでいる区が違うだけで結論が変わります。

★上限の単位が「円」と「点」で混ざっています。板橋70点・世田谷40点・大田500点・江戸川は年900点。点の重みが区ごとに違うので、数字だけ見ても比べられません。確かめ方は下に書きました。

おむつ代は毎月出ていきます。月1万円を超えることも珍しくありません。だから「出る区か、出ない区か」で年10万円以上の差がつきます。

このページの内容
  1. 支給の形(現物か、お金か)
  2. 要介護いくつから出るか
  3. 「点」と「円」が混ざっている
  4. 所得制限がある区とない区
  5. 入院中は別のお金になる
  6. よくある取りこぼし
  7. 確認に使った一次情報
  8. よくある疑問

支給の形(現物か、お金か)

同じ「支給」でも、物が届く区と、お金が戻る区があります。入院したときの扱いもここで変わります。

支給の形と入院中の扱い(2026年10月2日確認)

区対象の要介護度支給の形上限自己負担
新宿区要介護1以上(第2号被保険者を含む)現物+代金助成(年4回・3か月ごと)月額10,000円かかった費用の約1割。住民税非課税・生活保護等は自己負担なし(限度超過分を除く)
練馬区要介護1以上(40〜64歳で認定を受けている方を含む)配達(毎月1回)+入院時は代金支給配達は6,000円まで/入院時おむつ代は月額5,400円6,000円までは1割。6,001円以上は注文金額から5,400円を引いた額
江戸川区要介護4・5(在宅)/要支援1・2/要介護1〜3(後者は医師の意見書で必要性が認められた場合)現物(配送)紙おむつ年900点(9,000円分相当)/防水シーツは年度内1回2枚1割
大田区要介護3〜5/要介護1・2は医師が必要と認めた方/入院中で相当の状態現物(カタログから選び自宅配送)+入院者は助成毎月500点/入院時の助成は月5,000円点数を超えた分
世田谷区要介護3〜5。ねたきり等が継続し失禁状態で2か月以上おむつを使用現物(自宅配達)+医療型病床に入院中はおむつ代助成月40点/入院中の助成は月額5,000円月500円の利用者負担金。超過分は1点ごとに100円+梱包代150円(希望時)
板橋区本ページでは未公表(別ページ)現物(区の支給品から選び無料で配送)月70点70点を超える分は袋点数×100円。23区外への配送は送料実費
杉並区高齢者向けではなく障害のある方向け(身体障害者手帳1〜3級、直腸膀胱機能障害4級、愛の手帳1〜4度、脳性麻痺、進行性筋萎縮症)現物(区の指定するおむつから選択・翌月から配送)月額9,000円以内記載なし

出典:各区の公表内容(2026年10月2日確認)。いずれも施設入所者は対象外、または別の扱いです。金額・点数・対象は年度ごとに変わります。必ずお住まいの区の最新の公表内容をご確認ください。

要介護いくつから出るか

ここが最大の分かれ目です。同じ「紙おむつの支給」でも、入口の高さが区で違います。

対象になる入口

入口区意味
要支援から(条件つき)江戸川区要支援1・2でも医師の意見書で必要性が認められれば対象。40歳以上から
要介護1から新宿区・練馬区認定さえあれば入口に立てる。ただし所得制限がある
要介護3から世田谷区・大田区原則は要介護3。大田区は要介護1・2でも医師が認めれば対象
(高齢者向けなし)杉並区確認できたのは障害のある方向けの制度。高齢者向けは窓口に確認が必要

出典:各区の公表内容(2026年10月2日確認)。

「要介護2だから無理です」と言われたら、2つ確かめてください。 ①その区に「医師が認めた場合」の例外があるか(大田区・江戸川区にはあります)。 ②おむつ代の医療費控除が使えないか。 支給が受けられなくても、おむつ代は医療費控除の対象になることがあります。医師の「おむつ使用証明書」が要ります。 支給と控除は別の話なので、片方が駄目でももう片方は残ります。

「点」と「円」が混ざっている

比較表を見て、いちばん分かりにくいのがここです。上限の単位が揃っていません。

上限の単位

区上限単位
新宿区月額10,000円円
練馬区6,000円(配達)円
大田区毎月500点点
板橋区月70点点
世田谷区月40点点
江戸川区年900点(9,000円分相当と公表)点(年単位)

江戸川区だけ「900点=9,000円分相当」と円に換算して公表しています。他の区は点数のまま公表しています。

★点の重みは区ごとに違います。江戸川区の公表(900点=9,000円分相当)から読めば1点10円ですが、他の区が同じとは限りません。 板橋区は「70点を超える分は袋点数×100円」としているので、1袋あたりの点数で考える仕組みです。

だから「月70点の板橋区」と「月40点の世田谷区」を、数字だけで比べてはいけません。 比べるなら、カタログで同じ商品が何点かを見てください。それが一番早い確かめ方です。

所得制限がある区とない区

公表されている所得の条件

所得制限がある区では、現役並みに所得がある高齢者は外れます。 ただし外れるのは「本人」の所得で判定されることが多く、同居している子どもの所得ではありません。公表の表現を窓口で確かめてください。

入院中は別のお金になる

見落としやすいのがここです。在宅のときは現物(おむつが届く)、入院したら現金(おむつ代の助成)に切り替わる区があります。

入院中の扱い

区入院中
練馬区入院時のおむつ代を月額5,400円を上限に金銭支給
大田区病院入院者のみ対象で月5,000円を限度に口座振込
世田谷区医療型病床に入院中の方は、おむつ代助成を月額5,000円を限度に選択できる
江戸川区施設入所者は対象外(入院中の扱いは本ページに記載なし)

出典:各区の公表内容(2026年10月2日確認)。

入院すると現物の配達は止まります。そのまま何もしないと、病院で買うおむつ代が全額自己負担になります。 入院が決まった時点で、区の窓口に「入院したので助成に切り替えたい」と伝えてください。

よくある取りこぼし

要介護2で断られて、そこで終わる

大田区・江戸川区には「医師が認めた場合」の例外があります。自分の区にその例外があるかを聞いてください。

点数と円を同じ物差しで比べる

板橋70点・世田谷40点・大田500点は、同じ単位ではありません。カタログで同じ商品が何点かを見てください。

入院しても何もしない

練馬・大田・世田谷は入院中のおむつ代を現金で助成します。切り替えを申し出ないと止まったままです。

所得制限を家族の所得だと思う

新宿区は介護保険料段階、練馬区は本人の前年合計所得320万円以下です。判定の対象を確かめてください。

支給が受けられないから諦める

おむつ代は医療費控除の対象になることがあります。医師の「おむつ使用証明書」が要ります。支給と控除は別です。

施設に入ってからも同じだと思う

確認した区はいずれも施設入所者を対象外、または別扱いにしています。入所前に止める手続きが要ります。

23区外に配送を頼む

板橋区は23区外への配送は送料が実費負担、練馬区も区外・隣接市以外は別途配達料が利用者負担です。

おむつ交換の回数を増やしたいとき、保険外で頼める先を見る

介護保険の訪問介護では回数や時間に制限があります。保険外サービスは自費ですが、時間帯や回数を決められます。料金はお問い合わせ先でご確認ください。

掲載内容は各社公式サイトの公表値です。面談・相談は無料。広告(PR)を含みます。

よくある疑問

要介護2です。紙おむつの支給は受けられますか。

区によります。新宿区と練馬区は要介護1以上が対象なので入口に立てます。世田谷区は原則要介護3〜5です。大田区は要介護1・2でも医師が必要と認めれば対象、江戸川区は要支援1・2や要介護1〜3でも医師の意見書で必要性が認められれば対象です。

上限が「点」の区は、いくら分もらえるのですか。

点の重みは区ごとに違います。江戸川区は900点=9,000円分相当と公表していますが、他の区は点数のままです。カタログで、いつも使っている商品が何点かを確かめるのが一番早い方法です。

自己負担はいくらですか。

新宿区・練馬区・江戸川区は1割(練馬区は6,000円まで)。世田谷区は月500円の利用者負担金で、超過分は1点100円。板橋区は70点までは無料で、超過分は袋点数×100円です。新宿区は住民税非課税・生活保護等なら自己負担が生じません。

所得が高いと受けられませんか。

所得制限がある区とない区があります。新宿区は介護保険料段階第1〜8段階、練馬区は本人の前年合計所得320万円以下です。確認した範囲では江戸川区・大田区・世田谷区・板橋区に所得制限の記載はありませんでした。

親が入院しました。配達は続きますか。

止まります。かわりに練馬区は月5,400円、大田区と世田谷区は月5,000円を限度に、おむつ代を現金で助成します。申し出ないと切り替わりません。入院が決まった時点で区の窓口に連絡してください。

65歳未満でも対象になりますか。

江戸川区は40歳以上が対象です。練馬区は40〜64歳で要介護認定を受けている方を含みます。新宿区は要介護1以上なら年齢制限なし、世田谷区・大田区も40〜64歳の第2号被保険者を対象に含めています。

施設に入ったらどうなりますか。

確認した区はいずれも施設入所者を対象外、または別の扱いにしています。入所が決まったら止める手続きが要ります。そのままにしておくと返還を求められることがあります。

支給が受けられない場合、他に方法はありますか。

おむつ代は医療費控除の対象になることがあります。医師が発行する「おむつ使用証明書」が必要です。支給の対象外でも、控除は使えることがあります。区の税務担当または税務署にご確認ください。

→ 親が出ていって帰ってこないとき:位置情報端末の貸与(区の要件と自己負担)/SOSネットワークの事前登録は、出ていく前に出しておく/高齢者のタクシー助成は手帳なしで使えるのが23区中12区

介護保険で頼めないことの記事一覧

このページが扱う範囲
本ページは、市区町村が介護保険とは別に行っている高齢者福祉サービスについての一般的な整理です。制度の有無・対象者の条件・回数や時間の上限・自己負担額は、市区町村ごとに異なります。お住まいの市区町村と地域包括支援センターにご確認ください。

一次情報の確認先

このページに書いたことは、以下の公的機関の公表情報で確かめています。制度は変わることがあるので、確かめた日を各所に書き、確認先も置いています。

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